今年に入って、「日本夜景遺産」が全国各地で積極的に活用されています。まず、宮崎県延岡市にある愛宕山公園(あたごやまこうえん)では、夜景遺産選定がきっかけとなって、観光客向けに音声による観光地案内と雰囲気を演出する音響システムを設置し、観光地としての魅力アップが図られました。さらに、西日本新聞(1月20日)には、夜景評論家・丸々もとお氏とともに佐世保市の弓張丘展望台(ゆみはりだけてんぼうだい、写真上)が大々的に紹介され、日本夜景遺産プロジェクトのPRを促進。同新聞によると「夜景遺産選定を受けて、佐世保観光コンベンション協会は、弓張岳周辺の夜景スポットを巡るツアープランを東京の旅行代理店に提示、佐世保市の新たな観光の魅力としてアピールする」とあり、今後ますます夜景遺産ブランドの活用が進んでいくことが期待できそうだ。さらに福岡市の福岡タワー展望台(ふくおかたわーてんぼうだい)をはじめ、同ホームページと相互リンクをはる夜景遺産地も増加。名実ともに日本夜景遺産プロジェクトの輪は広がっている。