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SPOT

夜景遺産認定地

メガネバシ(ミヤモリガワキョウリョウ)

めがね橋(宮守川橋梁)

ライトアップ夜景遺産 / 東北

1980年代末に地元の商工会青年部のメンバーによって開始された橋のライトアップは、県内でも珍しい通年型のライトアップ名所として知られ、深い山々に囲まれた夜空の下、大正から昭和時代にかけて造られた巨大な構造物が、緑や橙、青色の光によって闇夜に浮かぶ。

INFORMATION

遠野市宮守町にあるJR釜石線の鉄道橋で、正式名称は宮守川橋梁。その特徴的な形状から「めがね橋」という愛称で親しまれている。1915年、JR東日本の前身である岩手軽便鉄道が花巻から仙人峠間を走る狭軌鉄道として開通。現在は花巻から釜石までを結ぶ全長90.2kmの路線として利用されている。橋の全長は107.3m、高さ17.8m。20m間隔で均等にコンクリートの5連アーチが並ぶ当時の建設技術力が高く評価され、2002年「土木遺産」、2009年「近代産業遺産」に認定された。その後は観光人気も高まり、2009年「恋人の聖地」に選定。また童話作家・宮沢賢治は、橋を渡る「岩手軽便鉄道」をモデルに名作「銀河鉄道の夜」を描いたとも言われている。その話を元に沿線地域の活性化を目指し、2014年春から「SL銀河」が運行。大勢の鉄道ファンやカメラマンが集う名所として確立している。橋のライトアップは1980年代末、地元の商工会青年部のメンバーによって開始された。県内でも珍しい、通年型のライトアップ名所として知られている。深い山々に囲まれた夜空の下、大正から昭和時代にかけて造られた巨大な構造物が、緑や橙、青色の光によって闇夜に浮かぶ。長い時を経たコンクリートの重厚な質感が古き時代のノスタルジーな印象を与え、眺める人々を惹きつけるのだ。また過去に特別運行された「SL銀河ナイトクルーズ」も物語さながらの幻想的な夜の世界観として、ファンの間では伝説的に語り継がれている。

DATA

めがね橋(宮守川橋梁)
メガネバシ(ミヤモリガワキョウリョウ)
岩手県遠野市
電車:JR釜石線「宮守駅」から徒歩8分(道の駅みやもり隣地内)
車:「東和IC」から約20分
開催期間:通年
点灯時間:日没〜22:00

駐車場:なし(近隣「道の駅みやもり」に約30台)
住所:岩手県遠野市宮守町下宮守30−37−1
お問い合わせ:(一社)遠野市観光協会
0198-62-1333
http://tonojikan.jp
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